シングレアチュアブル錠5mgとシングレア錠5mgの違いは?

シングレアチュアブルの添付文書には、

「モンテルカストチュアブル錠はモンテルカストフィルムコーティング錠と生物学的に同等でなく、モンテルカストチュアブル錠はモンテルカストフィルムコーティング錠と比較してバイアベイラビリティが高いため、モンテルカストチュアブル錠5mg とモンテルカストフィルムコーティング錠5mgをそれぞれ相互に代用しないこと。」

と書かれていますね。

確かに、健康成人(n=16)に対し

 TmaxCmaxt1/2AUC
10mgチュアブル錠 2 493 4.8 2938
10mgフィルムコーティング錠 4 333 4.6 2447

だいたいこんな感じのパラメータ。

チュアブル錠の方がTmaxが早くて、AUCが1.2倍ぐらいということですか。

ん?チュアブル錠の空腹時と食後のデータも書いてあるな

健康成人に対し

モンテルカストチュアブル錠5mgTmaxCmaxAUC
食後 4 256 2386
空腹時 2.3 488

2730

食事かフィルムコートによって、Tmaxが遅くなり、AUCも下がる傾向にあるようだ。

モンテルカストにおいてこのパラメータの違いが治療効果に影響するのか?

 ここでシングレア錠とシングレアOD錠のデータを見てみよう。

健康成人、空腹時、n=120ぐらい

 飲水CmaxAUCTmaxt1/2
OD錠10mg なし 588 3917 2.4 4.6
OD錠10mg あり 531 3638 2.1 4.2
フィルムコーティング錠10mg あり 495 3517 3.6 4.2

ODとフィルムコーティング錠もチュアブルとフィルムコーティング錠と同じ傾向を示しますね。

これでいいならチュアブルとフィルムコーティングも治療効果的には変わらないのではないか?

6歳以上の小児にモンテルカスト錠5mgは使えるのか?

添付文書的にはダメ。

チュアブル錠からの変更調剤もできないと思います。

しかし、小児にシングレア錠使って査定されてるのは見たことないような気がする。

まあお値段的にも(2016年)

キプレス錠10mg 203.5
シングレア錠10mg 203.5
モンテルカスト錠10mg「KM」 101.8
モンテルカスト錠10mg「KM以外」 81.4
キプレス錠5mg 153.8
シングレア錠5mg 153.2
キプレスチュアブル錠5mg 190.7
シングレアチュアブル錠5mg 190.9
モンテルカスト錠5mg「KM」 76.8
モンテルカスト錠5mg「KM以外」 61.4

という感じですし、 フィルムコーティング錠かOD錠5mg使った方がいいですよね…